米子高専同窓会関西支部会員の皆様へ
- 2015年04月24日
同窓会活動の目的と達成に向けた協力について
米子高専同窓会関西支部長
塚田 哲也(E4期) 同窓会関西支部を立ち上げてから随分経つように思うのですが、まだ1年半ほどしか経っていません。設立総会は2013年10月12日の事でした。その後、5月を総会開催月と定め、今回が第3回総会となります。開催案内は毎回600名ほどにお送りしています。返信あるのが140名~150名、その内出席は、2回の総会でのべ60名ほどです。
さて、同窓会とは何か、同期生会とどう違うのでしょうか。まず明確な違いは、同期生会は横(同期)の繋がりであるのに対し、同窓会は縦の繋がりになります。同期生会は、それこそ長年同じ釜の飯を食った仲。会えばすぐに昔に返り、会話も弾み、楽しく時間が過ぎていきます。一方同窓会総会は、同級生がそんなに来ているわけでもないし、先輩や後輩の顔も分からない。ただ儀式張った流れで型どおりに流れていくだけで、楽しくも何ともない。おまけに会費が高いとなれば、出席の意欲もそがれてしまうのは無理もありません。が、もう一度、同窓会の意義を考えてみて欲しく思います。 米子高専の卒業生は7000名を超え、各界で活躍しています。初期の頃の卒業生は米子高専の就職先を開拓していったとの想いがあるでしょう。社会の第一線で働き、苦しいときも後に続く後輩を想い、世間や就職先の母校に対する印象を傷つけまいとして来たと思います。そしてふと気づけば定年。この間、同期生とのつながりはあるものの母校とのつながりがない寂しさは常に心にあったと思います。一方、現役の卒業生は現業に忙しく、同窓会そのものを思うこともほとんど無いことでしょう。1年半前、多数の皆様のご協力で同窓会関西支部が設立され、ようやく母校とのつながりができました。 同窓会は大きく分けて二つの目的を持っています。支部会則の目的の項に「会員相互の親睦と向上をはかり、母校と地域の発展に協力する」ための活動をすると謳っていますが、一つは会員個人に向けた活動(目的の前半部分)と、もう一つは同窓会組織としての活動(目的の後半部分)です。 個人向けの活動は、会員相互の親睦を図ること(新年会、技術や業務の紹介、スポーツ大会等の開催)と、会員の向上(異業種のネットワークを構築し、幅広い職種に携わっている会員相互の有益な情報交換を通して、会員自身が今より種々の面で向上すること。例えば商品開発のヒントを得て会社の業績を上げることやUターンを考える会員が再就職先の情報を得ること等)です。 また同窓会組織としての活動は、母校、母校後援会、専友会(母校応援団)、米子高専振興協力会(地元企業など120会員)、鳥取県の産業振興機構、産業技術センターなどと連携して、米子高専卒業生、母校、そして地域の発展に資することです。私を含めて皆さんも、今の生活があるのは高専で学んだ基礎があってのことだと思います。その母校が益々発展していくように、なにがしかの協力をすることは、卒業生の務めでしょう。 卒業生(同窓会会員)がこの目的を達成するために集まれる場所(組織)として関西地区、中部地区に同窓会支部が設立されました。関西支部事務局である幹事会は支部総会を開いて活動結果を報告し、また活動計画を策定して会員の皆様と情報、知識を共有します。そして幹事会は二つの目的達成のために、総会で決定した計画に基づいて活動しますが、これには会員の皆様の協力が必要です。それも数が重要です。活動に協力いただく会員が多ければ多いほど大きな成果が得られます。多くの会員が一つの目的に向かって心を一つにして活動するとき、それは大きな「力」となり、影響力を持つことになります。 どうぞ会員の皆様、同窓会活動にご協力下さい。「会員相互の親睦と向上をはかり、母校と地域の発展に協力する」目的達成に向けて、まずは支部総会に出席して下さい。そして同窓会を「力を持った組織」にしていきましょう。 平成27年4月佳日